夢と金
キンコン西野の本
アンチも多いから、どうかと思うけど、内容はいいと思う本。
ファストクラスからエコノミーが安くできる。
「高価格帯」にクレーム入れるバカ
ま、こういうタイトルを入れるから、バカにされたように感じてアンチも増えるのかもしれない。ホリエモンも同じ表現だし、最近、こんなタイプの表現する人多くない?ひろゆきとかも。
刺激的に表現することで、あえてアンチを作って際立たせているようにも見える
ただ、学ぶことはあるので学んだことを書く。
クラウドファンディングについては、いいことを学んだ。
支援型と販売型があるということ。
販売型は、製品その物を売るために集める方式。先行受注型販売だ。
普通に、受注してから受注分を仕入れて売る方式。先にお金が集まっているから、未回収リスクがない商売だ。売れる商品がある人にはいい方式だ。
支援型というのは、自分のしたいことや、夢に投資したり、助けを頼んだりする方式。
この時の取り組み方が詳しく解説されている。
販売型は、具体的な商品の機能を告知することでお金を集める。だから、具体的で買い物をする感覚に近い投資。
しかし、支援型は、支援=助けをお願いしてお金を集める方式だ。
それなのに、支援の代わりにTシャツやなんらかのグッズを交換条件にしても、支援金は集まらない。逆に、支援をする人の立場は、何らかのリターンを得たいから支援をしているわけではない。貢献感というか、支援金を使ってプロジェクトを成功させることに喜びを感じる人たちだから、商品やグッズを餌にしても集まらないということだ。
支援型は、プロジェクトのお金の使われ方が大事だという。
お金持ちは、機能ではなく意味に金を使う。
ラグジュアリーとプレミアムの違いを著者は説く
ラグジュアリーとは、夢であり意味
プレミアムとは、高機能、高付加価値
ラグジュアリーとは、スーパーカーでありブランド
プレミアムとは、ベンツ
プレミアムは客によって価格が決まる(相対性、競合性)
ラグジュアリーは自分で価格を決められる(希少性、ファン)
高く売りたいなら、ラグジュアリーを作ることが大事だということ
つまり、支援型のクラファンをするときは、お金持ちが夢を感じるプロジェクトであることが大事で、それの実現を支援したというステイタスを作ることが大事だということ。
意味=夢=認知度>普及という公式らしい
認知度が大きくて普及度か小さければ、それだけ希少性が高まり、注目度や価値が高まる。
ま、考え方の一つとして参考になると思う。
これがわからないやつはバカだ見たいな表現をするから嫌われるんだろうが、NFTの解説もわかりやすい、実践している内容もなるほどと思える。
最近、思うが、ホリエモン、西野、中田、感情抜きに書いていることは本当にいい内容のものも多い。勉強になるし、新しいものを知ることの大切さもわかる。
ただ、それを理解できない人はバカ的な表現を嫌いにさせてしまうのだろう。
それも戦略の一つなのだろう。
本を読んで勉強になるし、分かりやすいけど。
何となく後味の悪さを感じるのが、この人たちの本の特徴なんだよね。
すごく、いいことやっているし、他の人にはなかなかできないことをやっているんだけど、何だろう、美味しいけど美味しくないみたいな気持ちになるんだよな。
ま、読んで見てください。